すでにホームページや青雲会便りでお知らせしてます通り、10月の勉強会は松岡さん担当で、「一般登山に役立つ岩登りの技術」11月は大阪府山岳連盟の田中氏をお招きして「安全登山とファーストレスキュー」というテーマでお話していただきます。
みなさん奮ってご参加ください。
参加者19名、晴天。残暑を覚悟していましたが、とても涼しく、気持ちよい山歩きができました。
ただ、香酔山は、荒れて倒木がある箇所や、急坂の上り、下りがあり、
見学者用例会としてはちょっと厳しいのでは?という声もあり、反省しています。
参加者の皆さん、ありがとうございました。

No.2740に記載されていますように、鳥見山・貝ヶ平山・香酔山の例会当日は、その2〜3日前から涼しくなった状態が引き継がれ、涼しく秋らしさを感じさせる日でした。
榛原駅北口付近のスペースでゴンタリーダーから、当日のコース概要の説明や、最高峰は800m余りだけど現在の標高が300mなのでスタートが高いといったことや、まだ暑いので水分補給をおこたらないようにといった注意事項がありました。その後、ゴンタリーダーの例会恒例の準備運動をして出発しました。





鳥見山頂上で、No.2740の集合写真を撮影した後、少し下った後登り返し、本日最高峰の貝ヶ平山頂上で昼食となりました。
貝ヶ平山頂上は、ゴンタさんが当初から昼食場所として決めておられた場所で、時刻も12時過ぎで昼食に良い時刻でした。
笹に囲まれた場所で、19名が昼食する場所としては少し狭いですが、他に昼食場所として適した場所がなく、やはり貝ヶ平山頂上を昼食場所として定められていて良かったと思います。
狭いだけにお互いの声が行き渡りやすく、会話が弾んでいました。



貝ヶ平山への登りから貝ヶ平山と香酔山経由である程度下ったところまでは、No.2740に「荒れて倒木がある箇所や、急坂の上り、下りがあり」と記載されていますように見学者向きとは言いにくかったと思います。参加されていた方で、例会案内に「里山」と記載されていることに触れて、「これって里山?」と若干ボヤイテおられた方もいらっしゃいましたが、道が荒れていたことはゴンタさんも予想外だったことと思います。
とはいうものの、当日は見学の方がいらっしゃったわけではなく、歩きごたえのあるコースを楽しめました。
(しんどいところでは写真を撮影していませんので、アップした写真では、なだらかな場所しかなかったように見えますね。(^^;))


天候に恵まれた二日間。寄る年波をひしひしと感じるテント泊例会でしたが、楽しかったですね。また、この風景を見ることができるといいですね。(薊岳にて)


10月1日の釈迦岳山行の後のビール工場見学は、定員に到達しましたので受付を終了させていただきます。
参加お申込みいただきました方には、ありがとうございました。
ビール工場を見学されず山行だけ参加していただく方も歓迎いたしますので、引き続きよろしくお願いいたします。
12月20日で金剛自動車のバス事業廃止ですって・・
http://kongoujidousha.com/pkobo_news/upload/78-0link_file.pdf
⇒奈良側から祈りの滝経由で歩いて登る?




比良の釈迦岳へ登りました。
9月だというのに猛烈な暑さの中での急登。大汗をかきました。日帰りでもタオル2枚必要ですね。
それでも稜線では風がすがすがしく、展望も開けて快適な山行になりました。
釈迦岳頂上付近で雨が降り、どうなるかと思いましたが下山開始後しばらくで止みました。今回の山行は大成功であった!
2017年9月に初めて富士山に登ったあと、「もう一度富士山に登りたい。次は日帰りで。」と思っていました。
そこで昨年計画したのですが、天候が芳しくないように思えましたので、中止し、今年改めて計画しました。
ところが出発の前日に、登山当日の「てんきとくらす」の富士山の予報を見ると”C”グレード(風または雨が強く、登山に適していません)となっていたので、参加を申し込んでいただいたN野さんと相談のうえ山行計画担当の承認を得て、日程を1日後にすることにしました。
関西を出発する例会初日、費用削減を目指し、青春18きっぷで長距離の移動をしました。
車中で翌日の出発時刻の話になり、元々4:30発のバスに乗車する計画でしたが、N野さんから「僕は早い時刻でも構いません。」と出発時刻を早めるように促されたため、3:30発のバスに乗車することとしました。
三島駅でレンタカーを借り、富士河口湖市内の宿に着くと、それまで曇っていて姿を見せなかった富士山のほぼ全景がきれいに見えました。
明日もこのような天気に恵まれたらイイネと言って、早々と就寝しました。
(この日は写真を撮影しませんでしたので、先走りですが、翌日の富士山6合目から山中湖の写真をアップします。日の出直前で、近くではそこそこの人が日の出目当てにカメラを構えていました。)

翌日午前2時起床、2:30にホテル1Fのロビー集合でレンタカーとシャトルバスに乗って富士スバルラインに到着し、登山開始は4:30過ぎでした。もう少し寒いかなと思っていたのですが、意外と寒さは感じませんでした。
六合目までは基本は広い道の緩やかな登り坂ですが少し下るところもありました。
前方には、No2698の山中湖が俯瞰できます。
六合目到着後、これから登る方向を見ると、日の出前の赤い色彩に染まっていましたので撮影してみました。



六合目出発後、七合目、八合目と順調に登っていきました。
登る前に、今年は富士山がせユネスコ世界文化遺産に登録されて10周年ということに加えてインバウンドの登山者が増えているということで、登山道に行列ができて進めないとか、入山規制があってそもそも登れないのではということが危惧されたのが嘘のように渋滞は全くとぃっていいほどありませんでした。
シャトルバスの始発から2台目に乗車できたことで、スタート段階で先に進んでいる人が少なく、途中の山小屋から出てくる人はもっと早く出発しているといったことが理由かも知れません。そうであれば、N野さんが早く出発しようと促されたことが功を奏したと言えるでしょう。また、当日を含む前後の天候が不安視されたことや、9月に入っていたことも影響したかも知れません。いずれにしても、登山道に渋滞がなかったのは、時間短縮に大いに役立ちました。
八合目〜本八合目にある白雲荘前で小休止しました。
ここから、2021年7月に登ったギザギザの尖った頂がいくつか見える八ヶ岳が遠望できました。



先程の白雲荘前で、吉田口頂上到着時刻を予想してみました。すると驚いたことに11時前に到着できると推定されたのです。
例会案内や登山計画書では、12:30までに吉田口頂上に到着すれば、お鉢巡りに行くことになっていましたが、余裕で行けそうです。
順調に進んでいると自覚していましたが、これほどまでに早いとは思っていませんでした。
出発前は、多分吉田口頂上には到着できると思っていましたが確信を持てていたわけでなく、お鉢巡りはぜひ実現したいができるかどうか不安があるといった状態でしたので本心からホッとし、隣のN野さんにも「お鉢巡りができるよ。」と告げました。
八号目〜本八合目間で3,200mを越え、標高日本第2位の北岳より高い位置になります。
前回、2017年9月に来た時は、本八合目で泊ったことを思い出しながら先に進みました。
本八合目を越えて少し進んだあたりで、これから登る登山道と、下山道の両方が見渡せる場所に来ました。
この景色を見て、下山道を下る身分に早くなりたいと思っていました。





やがて吉田口頂上に到着しました。時刻は10時前で、出発が早かったとはいえ、予想より相当早い到着です。
これで少なくとも富士山の日帰り登山は実現したことになります。
ただ、富士登山の醍醐味は、お鉢巡りをして、日本最高所からの景色を楽しむことだと思います。
また、例会案内や登山計画書では、レンタカーの営業時間にレンタカーを返せない予定となっていましたが、当日の次の目標は、その日のうちにレンタカーを返却して関西に帰ることとなりました。
今迄の登山道でもそうでしたが、富士山頂上は湿度が低く爽やかな感じで、風も少なく穏やかな感じでした。快晴で標高が高いため直射日光がきついはずですが、暑さを感じず、寒さも感じず、丁度過ごしやすい感じでした。前回に来た時は頂上は寒く、ダウンを着てお鉢巡りをして、途中でツララを見つけたほどでしたが、今回は単に長そでシャツ1枚で歩けました。



お鉢巡りを始めましたが、当日は上の方は快晴でしたが、下に雲が広がり、麓の景色は殆ど見えない状態でした。
それでも、一部に雲が途切れ、部分的に景色が見えました。
海岸線は場所が特定しやすく、相模湾が見えたときは、この辺りが見えていると分かり、景色に親しみを感じました。
左下方に見えている湖らしきものは、芦ノ湖だと思います。





やがてお鉢巡りの最南部の浅間大社奥宮に到着しました。
ここは、富士宮ルートや御殿場ルートといった別の登山道で登った時の頂上(火口周辺の高くなっているところへの到着地点)です。
すぐ横の販売店で、N野さんは、N出(H)さんが集めておられることお聞きになり、その影響を受けたということで、富士山の登頂記念バッチを購入されました。
ここでN野さんは、ご自身も意思決定に加わったという思いがあったのでしょう、日程を1日遅らせたことが良かったのかどうかを確認するため、店の人に、昨日と当日のどちらが天候が良かったかと尋ねられました。
店の人は2人とも、「今日の方が登山に良い。昨日は風があって寒く感じた。」と言われていましたので、横で聞いていた私も、日程を変更して良かったと思いました。



火口の周囲の道(お鉢巡り)を西に向かうと、駿河湾が見えてきました。駿河湾の向こうには、伊豆半島の一部と思われる陸地が写っています。
今回は、伊豆半島が地図で見るのと同じような形では見えませんでしたが、半島中の山がかすかに見え、半島が続いていることが想像できました。





ついにやってきました。剣ヶ峰。
標識は暗くて写真では文字が読めませんが、「日本最高峰 富士山 剣ヶ峰」と書かれています。
前回行ったときは、この標識に向かって長い行列ができていて、標識を背景に写真を撮ることを断念したのですが、今回は短く写真が撮れました。その点を考えても前回よりも人が少なかったようです。
行った時間が影響しているのかも知れませんが。



剣ヶ峰を過ぎると、南アルプスが見えてきます。
ここは南アルプスを高所から見る唯一の展望台です。
あいにく雲が多くて山容全体が見えにくく、北岳は山頂が雲に覆われ、そのすぐ右奥にそびえるはずの仙丈ヶ岳も雲に隠れていました。
それでも、いくつかの優駿な山々が山頂を見せてくれて良かったと思います。



吉田口頂上に戻り、しばらく休憩後、吉田ルート下山口から一路五合目に向かいました。
帰りは、砂地の道が多く、滑りながら降りていく感じがするため、高速で降りて行くことになります。
その影響もあって、スバルライン五合目の登山口に戻ってきたのは15:10と、予想外の早さでした。
スバルライン五合目に到着すると、N野さんは「今朝、ここを出発したんですよね。とても今日のことと思えない。」と感慨深げに言われましたが、私も全く同感でした。
今日のこととは思えない・・・・・昨日よりもっと前のような・・・・・遠い過去のような気さえしました。
長い、長い、充実した1日でした。
YAMAPの記録を終了すると、スマホの画面に、距離・高度表が表示されました。
お鉢巡りをした影響で高所にいる時間が長かったため、丁度富士山のような形になりましたので、アップします。
その後シャトルバスとレンタカーに乗車し、三島駅から新幹線で関西方面に帰ってきました。
日帰りで登り、その日のうちに関西に帰ってきたため、富士山が身近な山に思えてきました。
富士山日帰り登山を無事達成できて本当に良かったと思います。
今回の例会は、当日が天候に恵まれたことも良かったことですが、山行中はN野さんのお陰でペースを無理なく維持でき、例会中気を使わず過ごせたことも良かったです。
それに、そもそもN野さんに参加をしていただいたお陰で例会として成立しました。
いろいろとお世話になり、ありがとうございました。


山行前日のホテルに行く前に、富士山パーキングの下見およびシャトルバスチケットの事前購入が山行当日のスムーズなスタートに大きく寄与しました。


明神山に向けて出発です。途中ダイトレの北口方面の分岐をすぎ、明神山登山口に到着。これから金剛葛城山系と生駒山系を結ぶルートを行きます。少し風もあり猛暑という感じではなくコンディションはまずまずです。












8/27(日)の明神山と亀の瀬地すべり歴史資料室見学例会ですが、トンネル見学の事前申込された方については予約を完了しました。
また、トンネル見学について、当日の時間帯に空きがあれば予約なしでも見学できるとのことで、現在の予約状況(まだ定員にだいぶ余裕があります)から、トンネル見学の事前予約をされていない方でも、当日のキャンセル待ち枠でトンネル見学ができそうな状況です。
当日は青雲会見学の方も参加されますので、トンネル見学の予約申込をされていない方についてもぜひ例会にご参加よろしくお願いします。
晴天に恵まれたのはいいのですが、京都の最高気温の予想は38℃・・(^^;
出発地点の伏見稲荷は朝からインバウンドのお客様でいっぱい・・(^^;

千本鳥居の中は風も通らず暑かったです。四ツ辻に到着して泉涌寺へと向かう道の木陰で休憩。
ここも日差しはないものの風がなくて暑かったです。



木陰もなくアスファルトの照り返しもきつくてホントに熱中症になりそうでした。
国道一号線に出る手前で昼食にして、その後出発しましたが、清水山は登らずトラバースする近道を選びました。
(写真は清水山の登山口)





このあと円山公園に下り、八坂神社の前で解散。女性陣の多くはおいしいかき氷を目指して祇園へと向かわれました。
暑い中、誰一人熱中症にならなくて良かったです。お疲れ様でした。



確かに8月20日の京都市は暑かった。(多分、関西のどの都市でも暑かったと思います。)
ただでさえ暑いのに、伏見稲荷はラッシュ並みの人出で、暑さが増しました。
集合時刻が観光客が訪れ始める時刻より遅かったということも、いきなりの人出に遭遇した一因でしょう。
参加された過半数の方は律儀に、並ぶ鳥居をくぐって歩かれましたが、私たち4〜5人は、人込みの鳥居を避け、脇の道を登っていきました。
それでも登っていくと少しずつ人が減っていき、No.2672の四ツ辻では、少しマシになっていました。
四ツ辻から京都トレイルに入ると、人は少なくなりました。
写真は、歩き始めてから約1時間余りあと、四ツ辻出発後約20分の、悲田院前付近です。



12時少し前、木陰のある休憩に適した場所がこの先にないということで、ちょうど国道1号線に出る手前の道路の歩道で木陰になっている場所がありましたので、そこで昼食としました。
車道との仕切りに鉄製の柵があり、安全ですし、車もあまり通らないうえ、人通りも殆どなく、良い場所が見つかり良かったです。
ところが、風がなくとにかく暑い。座っていても汗が流れ出します。
昼食直後、木陰から離れ周りにコンクリート製の構造物がある舗装道路を歩いたのですが、こちらの方がカラッとした感じがして過ごしやすかったです。
同行のM崎さんの説では、食事をした場所は周りの植物から水蒸気が発散していて湿度が高かったのではないかということです。そのため蒸すような暑さを感じたのでしょう。
その後、No.2675の標識の前でY本リーダーが、清水山に登りたい人は?(いますか、の意味)と尋ねられましたが、どなたも名乗りを上げませんでした。
写真は、清水山を迂回する道を通っているところです。



本日唯一の200m越えの東山公園(東山山頂)小休止してNo.2676の比叡山を眺めた後、No.2678の展望台で集合写真を撮影し、その後向かった将軍塚から山科市街地・音羽山方面を見た写真です。
鉄道線は東海道本線(びわこ線)、中央のやや右下の、線路の少し向こうの上部が白でその下が赤茶色の建物が京都薬科大学です。



東山公園から、「(これから行く)円山公園はインバウンドで人が多いだろう」なんて言いながら下山したのですが、円山公園に着いてみると殆ど人影が見当たりませんでした。
一番暑い14:10頃、直射日光が照り付け遮るものがない、下は舗装されていて照り返しもキツイといった状況でしたので、さすがの円山公園でも行く人が殆どいないのかなと、軌道修正した話をしていました。
ところがさらに進んで八坂神社に着いてみると、伏見稲荷ほどではありませんでしたが、やはりそれなりの人出がありました。
写真はたままた前を横切る人が途切れた瞬間に撮影したものです。もっとも遠慮して通過するのを待っていただいた人もいらっしゃいました。
8月20日の京都東山トレイル例会は、体力作りというより暑さに耐える訓練で、我慢大会でした。


今回の例会の最大の目標は、鳥海山の頂上から日本海を見ることでした。このことは私個人の目標ですが、参加された多くの方にとっても、目標の上位にランクされたと思います。
結果は、上天気に恵まれたおかげで、最大の目標を達成して満足できたとともに、参加していただいた方にも納得していただけたのではないかと内心ホッとしています。
今回の例会は、仙台に6名の方が高速バス、2名の方が新幹線、3名の方が航空機(2社)と様々な方法によって集合しました。
レンタカー営業所で集合後、3台の車両に分乗し、一路北西方向の酒田に向かいました。
車中が長かったため、車中での会話の多いことが、今回の例会の一つの特徴とも言えると思います。
酒田市到着後、W門さんの提案で、釜磯に行くことになりました。釜磯は、約20年前に鳥海山に降った雪や雨が地下層に入り、砂浜や岩場の隙間から湧き出すところで、実際に湧水が発生している場所を見ることができます。写真後ろの岩場もその一つで、湧水が流れ出していました。

釜磯から湯ノ台口コースの登山口まで車で行き、約20分緩やかな坂を登って滝ノ小屋に到着しました。
滝ノ小屋到着は16:30頃で、しばらくくつろいだ後、夕食をいただきました。
夕食も翌朝の朝食も家庭料理的で大変おいしく、ごはんもおいしかったため、皆さん口々に宿の管理人さんや奥様に感想を述べておられました。



夕食後、滝ノ小屋の前で集合写真を撮影しました。
当日の宿泊客は私達だけで、少し広めのスペースで寝ることができました。
それと貸し切りは気分的に楽です。
私たちのメンバーの一人が、管理人さんからどういうグループかかと聞かれたため、「社会人山岳会のグループです。」と答えたところ、管理人さんから「そうでしたか。だから礼儀正しいのですね。」と言われたそうです。
その影響か、(到着直後ではなく)翌日、朝ご飯を食べているときに、管理人さんから参加メンバー全員分の名刺を渡され、すぐに皆さんにお渡ししました。
多分管理人さんは、この人たちなら名詞を配っても良いと感じられたのではないかと思います。



鳥海山登頂当日は、概ね午前3時起床、4時前から朝食で、体が十分に目覚めていないことを意識されたA立さんの発案で、ラジオ体操で体をほぐしました。
ほぼ毎日ラジオ体操をされていると言われただけにA立さんは、体操の種別の順番を把握され、音楽を口ずさまれましたので、体操のノリが良くなりました。



午前4:35に滝ノ小屋を出発。朝日を浴びて河原宿に向かって少しずつ標高を上げていきます。小屋を出発していきなり3ヵ所の渡渉があるのは驚きでしたが、その後は渡渉はありませんでした。
しばらくすると、赤い屋根の滝ノ小屋が下に見えてきましたが、更に進むと見えなくなりました。
写真を撮影したこの辺りは、標高1,350m付近と思いますが、低木しか生えておらず、信州なら2,000m〜2,500m程度の植生と同じような感じがします。それだけ東北地方は緯度が高く温度も低いということでしょう。
また、影富士ならぬ影鳥海とでもいうべき、横から朝日を浴びた鳥海山の影が、日本海を部分的に暗くしていて、それに気が付いた皆さんは一様に驚きの声を挙げておられました。



やがて河原宿に到着しました。
ここには立ち入り禁止となっている朽ちている小屋があり、その背後にトイレがありました。
多分美しくないと思っていたのですが、なんと水洗できれいだったので驚きでした。
ここから鳥海山の頂上方面が見えたので撮影してみました。
ただ、ここからでは頂上は見えません。



鳥海山・湯ノ台口登山コースでは、頂上までに2ヵ所の雪渓を横断します。登山口から最初にある方が長いですが、傾斜が少なく渡りやすく、2番目は傾斜が強く、慎重に渡る必要があります。ただ、私達が行った時期は2番目の雪渓横断でもストックがあればアイゼンなしで渡れました。雪国育ちのSアさんはストックなしでバランスを取りながら渡られていました。
横断する雪渓のうち写真の最初の雪渓は1,670m付近で意外と低い位置にあり、2番目の雪渓は少し高い位置で1,880m付近にあります。



登山道を更に上へと登っていくと、雪渓を見下ろせるようになります。
海や海岸線がくっきりと見え、雪渓の白と木々の緑のコントラストも美しく映えていました。
ただ上に登っていっても、「同じような景色が、少しずつ小さくなって広範囲に見えるだけ」と誰かが言っていたことが言い得て妙という感じはします。
途中、見晴らしの良い休憩場所で、YAMAPを通じて知り合った、山形県在住や秋田県在住のYAMAP仲間と登っているグループの一人から、私たちのメンバーが「鳥海山には23回登っているが、今日が最高の天気、最高の景色だ。」と言われたそうです。(私は混雑を避けるため、少し離れた位置にいて直接聞いたわけではありません。)確かに標高を上げていっても海岸線も庄内平野もかすまずくっきりと見えました。



一つ前の「雪渓を背景に」の場所から更に登った場所の写真です。
滝ノ小屋の管理人さんから、私たちの出発時に「今は花が満開ですよ。」と教えていただいていたとおり、周辺はいろいろな花が咲き誇っていました。
ニッコーキスゲは至る所にあり、ヨツバシオガマ(四葉塩釜)やアザミもよく咲いていました。
8月中旬なのにニッコウキスゲをよく見かけて高山植物が満開な様は、赤石岳〜荒川三山に行った時とよく似ていたので、当時も同行されていたYDさんに、「赤石岳〜荒川三山のときの風景に似ていますね」と話しかけたところ、まったくその通りと思うということでした。
鳥海山は更に雪渓があることが特徴です。ハイジの世界に近いような感じもしました。



やがて鳥海山頂上に当たる新山の外輪山の一角の伏拝岳に到着しました。いわば稜線に到着したため、ここからは今迄と比べて傾斜が緩くなります。
伏拝岳からは、新山直下にある御室小屋が見通せます。(御室小屋は写真左寄り、上下の中央位置に写っています。)
外輪山に到着したということで、集合写真を撮影しました。
この後新山頂上では人が多すぎたため集合写真を撮影できず、後から考えると伏拝岳で集合写真を撮影したときに、大阪青雲会の旗を出しておいたら良かったと思いました。



外輪山から一旦下り新山に向かうと、岩場が現れます。
私は新山への登りも下りも慎重に進んでいきましたが、7月中旬に五竜岳〜鹿島槍ヶ岳を歩かれたO橋さんによれば、岩場のレベルは五竜岳〜鹿島槍ヶ岳間の方が相当キツイということ。また、S田さんは、手頃感があったのか、楽しめたと言っておられたとか。余裕ですね。
新山頂上は、先ほども述べたように、狭いうえに大変混んでいましたので、集合写真を撮影できず、早々に下山を開始しました。
新山頂上から見た庄内平野と日本海の写真をアップします。
また、北方向には秋田県の男鹿半島も見えました。



新山頂上から下り、御室小屋に向かっているところです。
往路は新山頂上の東側から御室小屋を経由せず直接登り、下りは西側のルートを通って御室小屋に立ち寄りました。
新山頂上へのルートは、個人的には登りで通った東側の方が、下りで通った西側のルートより険しいと思いました。
御室小屋で暫く休憩した後、外輪山に登り、伏拝岳を経由して下山を開始しました。



帰路、高い方の雪渓を横断するところの写真です。
朝より雪の表面が融けて、歩きやすくなっているような気がしましたが、傾斜があるため油断すれば下の方に滑り落ちます。皆さんストックを使って慎重に横断されていました。
その後、滝ノ小屋で預かっていただいていた荷物を回収し、湯ノ台口コース登山口からレンタカーに乗り込んで月山の南側の麓の宿に向かいました。
この移動は宿を目的地としてカーナビにセットし、各車別々に走行したのですが、カーナビが間違った経路を示した車両もあって大回りを余儀なくされ、暗くなってから地理感のない土地を走ったため、時間が余計にかかりました。
宿で翌日の天気予報を確認すると、降水確率が80%となっており、なんとなく月山に登らないような雰囲気が漂っていましたが、それでも翌朝6:30の朝食の時間に、登るかどうかを決定することにして寝ました。



翌朝、天気予報は相変わらず降水確率が80%のままで、朝食開始の6:30の少し前から雨が降り始めたため、月山には登らないこととなりました。
ところがその後雨が上がり、時間の経過と共に降ることはあってもほんの少しだけで、登ればあまり雨に降られずに登れたと思います。
降水確率80%、意思決定したときに雨がしっかりと降っていたということに幻惑された感じがします。
少しでも月山に登った気持ちを味わいたいと思われた女性5名の方は、リフトで月山の中腹まで登られました。
リフトの上駅付近では、朝日連峰がきれいに見渡せたとのことでした。(リフトの下の駅でも見えましたが、高度が異なるので見え方が違うと思います。)
この日の月山等の写真を撮影しませんでしたので、前日、鳥海山中腹から見た月山の写真をアップします。
特に2日目の写真が無い状態ですので、月山等2日目の写真はもとより、鳥海山の写真も含め、参加された方に、投稿をお願いします。



その後、道の駅で土産物を購入したり昼食をいただき、レンタカーを返却した後、当日中に帰阪される方以外の8名で懇親会を開催しました。
今回の例会は、月山に登れなかったということが残念ですが、多くの方が参加されただけに、鳥海山の素晴らしい景色を共有できたことは良かったと思います。
今回の例会を通じて、鳥海山が気に入ったのでまた違うルートで登りたいと仰っていただいた方もいらっしゃいました。
鳥海山例会で素晴らしい景色を堪能できたのは上天気のお陰ですが、一方で参加された方がそれぞれご自身の持ち味を発揮して鳥海山例会を作っていっていただいたと思います。
お世話になり、ありがとうございました。




8/20(日)の初級ハイキング:京都一周トレイル(東山コース)の例会は担当者の泉さんが急用で参加できなくなったとのことで、私が代行いたします。よろしくお願いします。