久住山は九州の屋根とも言える九重連山の主峰であり、坊がつるは広大な湿原が広がる独特の地形で人気が高く、坊がつる讃歌の歌でも親しまれているだけに行かれた方も多いと思います。また、これから行ってみたいと思われている方もいらっしゃると思います。
既に行かれた方は、この掲示板で懐かしい景色をお楽しみください。また今回の投稿が、行ってみたいと思われている方の参考になれば幸いです。
まだ明るさが残っている時刻に大型船に乗るのはいつ以来と考えてしまうほど久し振りに、夕方のフェリーに乗り込みました。
山に登ることとは別のワクワク感があります。
大阪港から出ていく頃からデッキに立ち、馴染みのある阪神間の景色を楽しみました。

往路で乗船したフェリーは昨年の新造船で、まだ新しいきれいな内装でした。
私たちはちょうど8人用のまとまった席を確保でき、ひとしきりデッキからの景色を見た後、軽く懇親会をしました。
明日からの登山が控えているため、少しの時間でしたが山行の始まりを感じました。
寝る場所は、一人ずつが寝台(ベッド)区画に分かれていて、揺れもほとんどなく、足を延ばしてゆっくりと寝れました。



翌5月24日(金)早朝に別府観光港に到着し、徒歩7〜8分の場所にあるバス停から九州横断バスで、牧ノ戸峠まで移動し、いよいよ登山の開始です。
標高の低いところで、ミヤマキリシマが咲いていました。ただ、多くはつぼみかつぼみさえ見当たらない状態で、満開には少し早いねと言いながら進んでいきました。
右手前方に高い山が見えたため、思わず「久住山が見えるのかな」とつぶやいたところ、以前に大阪府岳連の登山教室で弾丸フェリーを利用してトレーニングの一環で久住山に登られたO橋さんが、「ここからはまだ見えない。登山教室の時に説明を受けた。」と言われました。
地図を見ると、扇ヶ鼻(1,698m)を久住山と思ってしまったようで、扇ヶ鼻とその北西の星生山(1,762m)を結ぶ尾根筋にブロックされて、その先の久住山は見えないようです。



扇ヶ鼻と星生山を結ぶ尾根筋が最も低くなった「扇ヶ鼻分岐」で越えると、今回の山行の目的地の一つ、久住山が見えてきます。
周囲に遮るものがない見通しの良い道が続きます。
この後、久住山に登る分岐の「久住分かれ」のすぐ手前の「久住山避難小屋」の前で昼食をいただきました。
避難小屋に入ることもできたのですが、外で食べる方が気持ちがいいというご意見が出たため、避難小屋前の段差のある場所に腰かけて食べたのですが、当日は風が緩やかに吹いていて歩いていても爽やかでした。また、少し曇りがちだったので過ごしやすかったのだと思います。





最初の目的地の久住山頂上(1,786.5m)にやってきました。
ここは360度の眺望が開け、写真背景にある近くの星生山はもちろんのこと、翌日登る予定の大船山もくっきりと見えました。
私は確認していませんでしたが、九州・福岡県ご出身のK谷さんは「阿蘇山が見えた。」と言われていました。
当日は曇り気味で少しぼやけた感じはありましたが、遠くまで見渡すことができたことが良かったです。





少し進むと、久住山頂上で集合写真を撮っていただいた方から、「あの先に坊がつるにつながっている場所が見える。」と指さして言われた場所にやってきました。
私はやっと坊がつるが見れると思い、近くに人がいなかったので、三脚まで取り出して集合写真を撮ろうとしました。
少しもたついている間に他の登山者がやってきたので、その人に頼んで集合写真を撮っていただきました。
私は写真ほぼ中央の、下の方の平原が坊がつると思っていたのですが、写真を撮っていただいた人に聞くと、坊がつるではないということ。
私自身勢い込んでいただけにガッカリしましたが、同行の皆さんから失笑されました。久住山頂上で私が聞き間違えたか、それとも勘違いか。少々バツが悪かったです。
(坊がつると思い込んでいた場所は、東千里ヶ浜でした。)



その後、東千里ヶ浜(約1,680m)まで下り、「久住分かれ(1,643m)」を経由して法華院温泉山荘(約1,270m)に到着しました。
「久住分かれ」から法華院温泉山荘までの下りは、踏むと動く不安定な大きな石が登山道にたくさんあり、安全に降りるために気を使いました。
少し戻りますが、久住山頂上にも不安定な大きな石が重なっていて動きづらく感じました。
山荘に到着するまでに、ようやく待ち焦がれた坊がつるの一角が見えてきました。感動です。さすがに平原に広がりがあります。テントが点在して景観に彩りを加えていました。
法華院温泉山荘は、その名のとおり温泉で、白色の濁り湯が体を癒してくれました。
私たちは個室を予約していて、部屋が自分たちだけで居心地が良く、更に食事場所も奥まった、やや独立した場所を指定いていただいたため、くつろげました。



翌25日(土)は快晴でした。前日、法華院温泉山荘に下る道すがら、正面に見える大船山が次第に相対的に高くそびえるようになり、「あの山に登るのか。高そう。」と少し腰が引けかかっていたくらいです。しかし、坊がつる(約1,230m)からの標高差は550m余りです。しかも重い荷物は山荘に置いての軽装備なので、見た目より簡単に登れそうです。
見た目の標高差が大きく、高い山のように感じられたのは、やはり坊がつるという平原の広がりのなせる業でしょう。
「坊がつるは尾瀬に似ている。」という声があがる一方で、「尾瀬の方が花がある(多い)。」という意見もありました。
写真は、坊がつると逆方向の山荘方面を撮影したものです。(時刻は6:17。この位置から坊がつる方面を撮影すると逆光でした。)
写真中央・左寄りの建物は「あせび小屋」で、法華院温泉山荘は、写真中央・左端に建物の一部が写っています。



坊がつるの一角を東西に横切った後、大船山の少し手前の段原に向かって登りが始まりました。
その段原を越えると登りは少し緩やかになります。
途中で眼下に小型の坊がつるともいうべき湿原が見えてきました。
米窪と名付けられた場所です。
本物の坊がつる(約1,230m)は写真中央・左端の斜面の向こうにぼんやりと写っている低地で、米窪(約1,530m)とは、300mもの高低差があります。
私たちは米窪を、小坊がつるとか、第2坊がつると呼んで、本物の坊がつると見比べていました。



「坊がつる」の名前を全国に広めたと思われる、坊がつる讃歌で、「ミヤマキリシマ咲き誇り 山くれないに大船(たいせん)の」と歌われた、坊がつるを代表する山の一つの大船山頂上(1,786.4m)に、ミヤマキリシマの咲いている時期に立つことができました。
最盛期には少し早かったかも知れませんが、それでもよく咲いている場所がありました。 感動です。
それにこの天気! 皆さんも笑顔も素晴らしい。



大船山頂上を辞し、再び段原にやってきました。
大船山に登る前にも気が付いていたのですが、写真背景の北大船山に登る途中に、ミヤマキリシマの群生が見られました。(段原からは北大船山は大船山と逆方向にあります。)
あの景色を背景にしたらきっと良い写真がとれるはずと、大船山に登る途中に考えていて、再度段原に到着した後、近くの人に集合写真を撮っていただきました。
順光で良い位置なのですが、思ったほどミヤマキリシマがきれいに写っていない。 (^^;
見た目はもう少し鮮やかにピンクの広がりがあったのですが・・・・・。



段原から見えたミヤマキリシマがものすごくきれいだったため、もともと進む予定だった北大船山にだけは登って折り返すことにしました。
段原から北大船山の方に登っていくと予想通り、素晴らしい眺望が広がっていました。
北大船山頂上の少し手前には、その素晴らしい眺望とともに、ミヤマキリシマが咲き誇っていました。
写真中央部に広がっている平地が坊がつるで、正面の山頂がいくつかある山が三俣山(本峰・北峰・南峰・西峰)、その左の白っぽい山が星生山の一部です。
ここまで坊がつるを取り巻くいくつかのピークに登ったり見たりして気が付いたのですが、このあたりの著名な山は、すべて1,700m台です。
星生山(1,762m)、久住山(1,786.6m)、中岳(1,791m)、大船山(1,786.4m)、北大船山(1,706m)、三俣山(1,744.3m)。不思議です。



北大船山頂上に登った後、段原経由で法華院温泉山荘に戻ってきました。
昼食後、坊がつるの南西端付近の道をとおり、雨ヶ池越に向かいました。
坊がつるの景色が見えなくなる少し前に、O橋さんが私たちの写真を撮られましたので、真似をして私が皆さんの写真を撮ってみました。



雨ヶ池越を越えてしばらく行ったところで、道の両サイドにミヤマキリシマが咲いてている区間が続きます。
やはり写真だと広がりが感じられないのですが、現地はもう少しよく咲いているという感じでした。
法華院山荘からバス停のある、長者原(くじゅう登山口)間のうち、後半の、雨ヶ池越〜長者原(くじゅう登山口)間は、山と高原地図のコースタイムよりも、大幅に長くかかると感じました。
雨ヶ池越〜長者原の区間のコースタイムは、山と高原地図では0:50ですが、私たちは1:40かかりました。
疲れもあったのかも知れませんが、差が大きすぎます。参考ですが、YAMAPのコースタイムは1:30と、私たちの所要時間とほぼ同じでした。
そのバスに乗り遅れたら帰れないというような場合、地図やガイドブックのコースタイムより相当余裕をもって行動した方が良いと感じました。
もっとも、当初予定のバスが20分余り遅れたため、フェリーに乗れるかどうかヒヤッとした一幕もありました。
久住山・坊がつる例会は、良い天気に恵まれ、素晴らしい眺望を眺めることかでき良かったと思います。
天気に恵まれ、季節が良くミヤマキリシマが咲いていたことはもちろん良かったのですが、良いメンバーと行動できたことが良かったと思える大きな要素です。
ご同行いただきました皆様、ありがとうございました。


チタンの3個組コッヘル、処分します。
欲しい人はレスつけてください。早い者勝ちです。
今度の総会でお渡しします。








5月配布資料で配布しております、山行計画の2024年度下半期スケジュールの提出をお願いします。
担当経験のない方や経験の浅い方についてもしっかりとフォローを行いますのでぜひエントリーして下さい。
5月28日(火)が締切となっています。
どうぞよろしくお願いします。
上げておきます。
皆さん、2024年度下半期スケジュールの提出をお願いいたします。


新人歓迎会も無事終わり、続いては夏季臨時総会です。
出欠の連絡がまだの方は、青雲会ホームページのトップページから
臨時総会のページへ飛んでいただき、そこから出欠を記入してください。
もしくは事務局へメールでの連絡をお願いします。
上げておきます。
皆さん、臨時総会出欠の連絡についてよろしくお願いいたします。


5/19(日)の新人歓迎会ですが、予定通り実施します。
新人参加者は5名です。
それでは当日よろしくお願いします。
週末の新人歓迎会についてお知らせします。
1)当日は参加者各自下記をご持参下さい。
男性:ライター等の着火装置
女性:包丁、まな板、トング
2)5/16(木)に新人歓迎会の実施の可否について決定します。今のところは雨は降らない見込みです。実施の可否については掲示版にて連絡しますので、食材や飲み物等の購入依頼をされている方は、実施の決定の掲示があるまで購入をお待ちください。
3)当日配布の飲み物は1人1本です。それ以上飲みたい方は各自でご持参願います。
4)食材購入等立替払いのある方は、当日受付にて名前を書いたレシートを提出して下さい。
以上です。
マイカー山行で弥山・八経ヶ岳に行ってきました。
天気は快晴、急登もあり結構キツかったのですが
山頂から見る山深い景色は最高でした。


8月の雲ノ平山行について、定員5名に対し、4名の参加申込がありました。本日担当者は集会に出席しますので、もしそこで希望者があれば、本日のメール申込より優先して受付しますので、ご了解下さい。(受付用のメールアドレスは帰宅しないと見れない為です)




諸般の事情により3日目は中止して昨日下山しました。
とりあえず約束の場所で約束のポーズ


あの黒くて尖がった爪の生き物の情報がなければ・・・
3日目は・・・雨だったかも。


同じような写真何枚も撮ってました。


天狗塚.三嶺.名頃に無事下山しました。風も強く所々突風も吹きましたが快晴のお天気に恵まれ楽しい例会になりました。






https://sangaku-osaka.com/information/11651/
以前勉強会に来てくれた田中さんが出演されています。
大型連休の前半戦、4月28日に高取山登ってきました。
22名の参加でにぎわう中、最高気温29度の暑さが予想される一日でしたが、そよ風も適度にあり、また観光客も、桜の季節が過ぎていたせいか少なく、快適なハイキングを楽しんできました。高取城址の石垣の絶壁は手すりがないので、少し怖いとこもありますが、見晴らしが良かったので、昼食は最高の時間でしたね。




参加申込みは来週金曜日5/3の〆切となります。
まだの方は早い目に申込みして下さい。
申込時は@Aをお忘れなく
@申込者の氏名(フルネームでお願いします)
A飲み物(ビールかソフトドリンクかを明記)
以上よろしくお願いします。